

シンプルなTシャツを旬に着るには?
プロが教える「ボクシーT」コーディネートガイド
厚いアウターとお別れし、どんどん薄着になっていくこれからの季節。Tシャツ1枚で過ごす日もそう遠くありません。ただ、Tシャツ1枚で上手にコーディネートを組むことは、簡単そうで意外と難しいもの。そこで今回は、「ボクシーT」を使って、スタイリストのTEPPEIさんがスタイリング指南。ポイントさえおさえれば、誰だって簡単におしゃれになれる!
TEPPEI(スタイリスト)
2000年代、東京におけるストリートスナップカルチャーのスタイルアイコンとして誌面を彩り、現在はファッションブランドの広告やショーにてスタイリストとして活躍。独自の感覚と緻密に計算されたスタイリングは、国内外を問わず多くの支持を集めている。
Instagram:@stylist_teppei
1枚着るだけでサマになる「ボクシーT」って?
夏のファッションで絶大な支持を集めるボックス型のTシャツ。〈ジーユー〉でも以前からリリースしているアイテムですが、何度も試行錯誤を重ねて、より理想的な形に生まれ変わりました。
【商品紹介】
最大の特徴は、幅広でリラックスしたシルエットに短めの着丈。さらに、カジュアルになりすぎないよう裾にかけてテーパードを施し、後ろの着丈を前より長く設定。性別や年代を問わず、誰が着ても馴染むアイテムに仕上がっています。
ラインナップは無地とボーダー、ワッフルの3種類。無地とボーダーは、程良く厚みのある生地なのでシルエットがより際立ち、型崩れの心配もありません。また、豊富なカラバリも魅力のひとつ。ワッフル地はシルエットはそのままに、よりやわらかい質感でミリタリーライクな雰囲気も感じることができます。
それではここから、TEPPEIさんにバトンタッチ。すぐに真似できる着こなし術を紹介してもらいましょう。どうやってアイテムを組み合わせれば、よりトレンド感のあるスタイルを演出できるのか。ぜひ、春夏のコーディネートの参考に!
カジュアルからきれいめまで。幅広い着こなしを実現できる「ボクシーT」
「まず、“ボクシーT”はシルエットが美しく、存在感もあります。さらっと着るだけで、気の利いた印象を与えられるんです。それを表現したかったので、最初のスタイリングは小物も最小限で、レイヤードもせず、とにかく潔く。ポイントはフレアのパンツを持ってきたこと。“ボクシーT”のシルエットの特性上、パンツにボリュームも持たせることで、よりバランスが取りやすくなる。そのルールさえ覚えておけば、なにも難しく考える必要はありません」
【着用商品】
シルエットが変われば印象も変わる。「ボクシーT」で叶える洗練スタイル
「ウォッシュドのデニムに淡いイエローの“ボクシーT”、そこにバンダナスカーフを合わせました。シンプルなデザインのアイテムを同系色でまとめることで、小物がより際立ち、全体にメリハリが生まれます。例えば、このスタイリングにタイトなTシャツを合わせると、全体的にコンパクトなシルエットになり、よりスポーティな印象が引き立ちますが、“ボクシーT”を選ぶことで、大人っぽく、洗練された雰囲気を楽しむことができます」
【着用商品】
ワッフル地の「ボクシーT」はワークとの相性もよい
「着心地がしなやかで、肌ざわりのいいワッフル地の“ボクシーT”は、特にワークテイストのものと相性が良く、ペインターパンツのようなガッシリしたアイテムによく馴染んでくれます。さらに全体の色のトーンを近づけてあげると、より垢抜けた印象になると思います。また、Tシャツの色味は、ウォッシュをかけたことでヴィンテージ感のある、繊細なニュアンスカラーです。ワッフル地も相まって、着るだけで個性が出てくるアイテムだと思います」
【着用商品】
メンズライクなアイテムも、小物使いで女性らしく、上品に
「“ボクシーT”を着用するときのコツは、パンツにボリュームをもたせること。そうすることで、全体のバランスを簡単に取ることができます。そういう意味では、このスタイリングは象徴的かもしれません。程よくマニッシュな雰囲気もありますが、そこに帽子やアクセサリーといったウィメンズアイテムを散りばめてあげることで、カジュアルだけど上品に、かつ親しみの持てる雰囲気に仕上げることができます」
【着用商品】
ボーダーは、着丈をコントロールすることで大人顔に
「ボーダーは、ボーイッシュになりすぎたり、ときには幼く見えることもあります。そんなアイテムを正統派な雰囲気で品よく、大人っぽく着ていくために、タックの入った丸みのあるチノパンを合わせました。レイヤードをしているのも特徴です。中に1枚、少し着丈の長いTシャツを着ることで、“ボクシーT”の丈感をより際立たせることができるんです。普遍的なスタイリングであっても、そのひと手間を加えてあげるだけで、個性がグッと出てくると思います」
【着用商品】
着こなし次第では、モードな雰囲気も表現できる
「“ボクシーT”はカジュアルなアイテムでありますが、このようにモード感のある着こなしにもフィットしてくれます。ほかのスタイリングにも共通する部分がありますが、意識しているのは全体的な丸みであったりボリューム感で、ふっくらしているスカートともバランスが非常に取りやすいんです。さらに使用する色を統一したり、ローファーやシャツなどを合わせることで全体を締めることができ、モードな雰囲気を一層感じられるようになります」
【着用商品】
「ボクシーT」は、単なるTシャツではなく、コーディネートに新たな可能性をもたらすアイテム。絶妙なシルエットは着る人を選ばず、誰でも簡単にトレンド感のあるコーディネートが作ることができます。
TEPPEIさんのアドバイスを参考に、あなたなりのアレンジを加えれば、きっと周囲と差のつく着こなしができるはず。この春夏は、ぜひ「ボクシーT」でファッションを楽しんでみてください!
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※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。
【Staff Credit】
Photographer:Jun Yasui [eight piece]
Stylist:TEPPEI
Hair & Make-up:Taro Yoshida [W]
Model:Keigo Okazaki [VELBED], KIDO [donna]
Production:BASEFIVE PRODUCTION Inc.
Text:Keisuke Kimura
Edit:Jun Nakada

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