スウェットとは?
トレーナーやジャージ、
パーカーとの違いもまるわかり
おしゃれ着から部屋着まで、私たちの日常に欠かせない存在のスウェット。でも、どんなものか説明を求められるとイマイチわからない服でもありますよね。今回は意外と知らない、「スウェット」を大解剖!
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。
【目次】
> 「スウェット」の意味・定義は?
> 何が違うの?「トレーナー」「ジャージ」「パーカー」「セーター」
> 「スウェット」アイテムには、どんなものがある?
> 【男女別】「スウェット」の着こなしポイント
「スウェット」の意味・定義は?
「スウェット」の歴史を紐解くと、アパレルブランドの「ラッセルアスレチック」の創業者の息子が、高校でフットボールチームに所属していた時、それまではウールで製造されていたフットボールシャツを、丈夫で吸水性の高い綿素材に改良することを、父親に提案したことが始まりなんだとか。
「トレーナー」と混同されがちですが、正しくは、「スウェット」を使ったウェアのことを「トレーナー」と呼びます。
本来「スウェット」とは、生地の名前。語源は「スウェット=汗」。汗をかくシーンにぴったりと言うところから、そのまま名づけられました。伸縮性に優れており、頑丈なのが特徴です。
また、「スウェット」は表地と裏地とで質感が違う二重構造になっており、裏地素材が「裏毛」「裏起毛」タイプの2種類に分類できます。
裏地(1):裏毛
「裏毛」は「裏パイル」とも呼ばれる素材で、タオル生地のようなパイル地(糸がループ状になっている生地)のもの。タオルのように吸水・吸湿性に優れており、スポーツシーンにも最適です。
また、主に綿素材なのでさらりとした肌ざわりが特徴です。
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スウェットジョガーパンツ
裏地(2):裏起毛
一方、「裏起毛」は裏毛の繊維を毛羽立たせて、表面を均一にカットした素材のことを指します。
「裏毛」よりも生地に空気がより多く含まれることで、ソフトであたたかな質感。保温性が高いので寒さが気になる秋冬シーズンや、朝晩の寒暖差が気になる春先の着用にも最適です。素肌に触れた時、ヒヤッとしないのも特徴。
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ヘビーウェイトスウェットパーカ(長袖)(セットアップ可能)
ヘビーウェイトスウェットプルオーバー(長袖)(セットアップ可能)
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何が違うの?「トレーナー」「ジャージ」「パーカー」「セーター」
「スウェット」が生地の名前だと言うことはわかったけれど、同じようなカテゴリーだと思っていた「ジャージ」や「パーカー」は?と言う疑問も。ひとつずつ紐解いていきましょう。
「スウェット」と「トレーナー」の違い
冒頭にも書きましたが、「スウェット」は生地の名前。それを使って作ったウェアが「トレーナー」です。
「トレーナー」と呼ばれるようになったのは、スポーツをする人が身体を冷やさないために着る練習用の上着として呼んだことが始まり。日本で生まれた和製英語です。
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「スウェット」と「ジャージ」の違い
「ジャージ」も「スウェット」と同じ生地名。「ジャージ」は、一般的にポリエステルなどの化学繊維で作られていて、比較的軽量でストレッチ性があり、耐久性にも優れています。例えば、体育の授業で着る体操着やトレーニングウェアなどによく使われています。
「スウェット」と「パーカー」の違い
「パーカー」は、「トレーナー」と同じく服の種類。一般的にスウェット生地でフード付きのものを「パーカー」と呼びます。ファスナーが付いている前開きでも、頭からかぶって着るプルオーバーでも変わりません。
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「スウェット」と「ニット・セーター」の違い
「ニット」とは1本の糸をループを作り編んで作った生地のこと。それを使って作った洋服を「セーター」と呼びます。主にトップスのことを指します。
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「スウェット」アイテムには、どんなものがある?
スウェット生地が使われているアイテムは、トレーナーやパーカー、パンツ、スカートなどさまざまです。ここからは、人気のスウェットアイテムとその特徴をご紹介します。
「トレーナー」
カジュアルな印象の「トレーナー」ですが、やわらかく薄いものから地厚で硬めのものまで、かなり幅が広いんです。季節や用途に応じて選ぶといいですね。薄いものはよりリラックスした印象ですし、硬めのものはシルエットをはっきりさせたい時に。
ここ数年ゆるっと大きめのものが主流でしたが、最近では短丈のものも多く出てきているので、少しトレーナーがカジュアルすぎるな、と思う方にはおすすめ。杢(モク)グレー*は王道中の王道ですが、ピンクや緑など、カラーものもポップでいいですね。※グレー・白・黒などの糸を織り交ぜてグレーになった色のこと
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「スウェットパーカー」
フードが付くと、カジュアル度がぐっとアップ。防寒でかぶることはもちろんですが、デザインとしても優秀なんです。首まわりにボリュームが出ることで、視線が上に行きスタイルがよく見える効果が。小顔効果も期待できます。無地な物だけでなく、ロゴなど、プリントがあるとさらにカジュアル見えしますね。
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ヘビーウェイトスウェットフルジップパーカ(長袖)(セットアップ可能)
「スウェットパンツ」
スウェット生地を使ったパンツのことを「スウェットパンツ」と言います。スポーツ時にはもちろん、カジュアルコーデや、きれいめコーデの外しにも欠かせないアイテムです。
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ヘビーウェイトスウェットワイドイージーパンツ(丈標準69.0~73.0cm)(セットアップ可能)
スウェットハーフパンツ
「スウェットスカート」
スウェット生地を使ったスカート。スポーツテイストを取り入れたいけれど、パンツだとカジュアル過ぎて…と言う女性にはぴったりのアイテム。程よく女性らしく、程よくカジュアル。丈の長さや広がり方でも印象が変わってきます。
【おすすめ商品】
ヘビーウェイトスウェットナロースカート(丈標準82.5~89.5cm)
ウォッシュドスウェットマキシスカート
【男女別】「スウェット」の着こなしポイント
ここからは、そんなスウェットアイテムを使ったコーディネートのポイントをご紹介。
男性(メンズ)の着こなし
どちらかと言うと男性の方が使用率が高いスウェットアイテム。思い切りカジュアルにスポーティにするもよし、きれいめにまとめるもよし。懸念されるのが、「スウェット」を着ると、部活っぽくなってしまうこと(笑)。もちろん部活なら問題ないのですが、そうならないためのコツはこちら。
クールな黒の上下で、「スウェット」のラフさを軽減
上下スウェット生地だとどうしても部屋着っぽくなってしまうところを、黒にすることで軽減できます。そこへ足元はクリーンな白スニーカー、「スウェット」の上にはナイロン素材のベストの投入で、きちんとよそ行き感をプラス。
こちらもおすすめ
「メンズパーカーコーデ40選おしゃれな着こなしテク&色別・季節別のコーデ例」
【着用商品】
ヘビーウェイトスウェットパーカ(長袖)(セットアップ可能)
ヘビーウェイトスウェットワイドイージーパンツ+EC(丈長め74.0~78.0cm) (セットアップ可能)(2023年冬アイテム)
リアルレザースニーカー
白Tを挟んでレイヤード
「トレーナー」とパンツのみだと、どうしても無難な印象に。そこに差し色の白を入れることで、奥行きが生まれます。
【着用商品】
ヘビーウェイトスウェットプルオーバー(長袖)(セットアップ可能)
ドライポンチクルーネックT(長袖)
スーパーワイドカーゴパンツ
ラウンドショルダーバッグ
リアルレザーモカシンシューズ
女性(レディース)の着こなし
最近は女性もカジュアルな「スウェット」スタイルは定番になってきました。ですが、あまりメンズライクすぎるのも…と言う方も多いはず。程よいバランスの「スウェット」合わせをご紹介。
ガーリーなスカートの甘さを相殺
ふんわり甘いスカートに、甘いブラウスを合わせてはトゥーマッチ。そんな時は上手にバランスをとってくれるカジュアルな「トレーナー」がベスト。さらに軽くスウェットインすることで、気になるヒップはカバーしつつも、ウエスト部分のチラ見せでコーデにメリハリが出ます。
【着用商品】
ウォッシュドスウェットプルオーバー(セットアップ可能)
ティアードロングスカートQ+E
ビーニー
UVカットボストングラス
ハートモチーフボリュームチェーンネックレス
フリルショルダーバッグ
アンクルソックス3P
ストラップバレエシューズ
「スウェットパンツ」だって、レディなコーデになる
スポーティな「スウェットパンツ」をきれいに着るコツは、清潔感のある白を選ぶこと。そして、全体のトーンを合わせることで、スッキリ上品にまとまります。小物はクラッチとヒールで、きちんと感を出すこともポイント。
【着用商品】
オーバーサイズシャツ(長袖)(UVカット機能付き)
リブニットスクエアネックタンクトップ
スウェットジョガーパンツ(丈標準67.5~71.5cm)(2024年春アイテム)
UVカットバタフライサングラス
ライトミニショルダーバッグ
マシュマロパンプス(ヒール4.5cm)
「スウェット」アイテムをコーデに取り入れよう
意外と知らなかった「スウェット」のあれこれ。ポイントを知ればコーディネートに取り入れるのも簡単。どんな風に着こなしたいかで、アイテムを選んでみてください!
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【Staff Credit】
Text:Aiko Ishihara
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。
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